中華料理には欠かせない酒として「紹興酒」があります。
ところで、みなさんは「紹興酒」と「老酒」の違い、知っていますか?
紹興酒と老酒
まず、紹興酒とは、中国の地酒「黄酒」の一種で、中国浙江省紹興市の鑑湖の水と浙江省で収穫された米(もち米)で仕込んだものを指します。
中国の法律では、紹興酒は紹興市以外で造られた酒は同じ原料と製法であっても紹興酒と名乗ることは許されません。
原産地呼称ですね。
いっぽう、老酒は中国全域で造られる「黄酒」で長期熟成したもの。
つまり、紹興酒は老酒の一種で、フランスでいうAOCが認定されているものが紹興酒ということになります。
したがって紹興酒市以外で造られた老酒は「地区名+老酒」という呼び名となります。
例えば「四川省」で造られた老酒は「四川老酒」と表記されてます。
中華料理を作るとき、仕上げに紹興酒、もしくは老酒をふりかけてみて下さい。
本格的な中華料理が出来上がりますよ。